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IR アイアール・起業・財務コンサルのバニラックス Vanillaxのメモ

IR(アイアール)・財務・経営のお手伝い、翻訳、地方再生、起業支援などや、ボランティア、日常のことをつらつらと書き留めていきながら、生き方のヒントを模索する場所。
花王の白髪染め
10月に発売した男性用白髪染めサクセス ステップカラーが伸びている、花王に関するお話。その後1ヶ月後には11月のブランド別シェアは2位に浮上した。ちなみに約60億円に上る男性用白髪染めの国内市場はシェア約8割を握るホーユー(名古屋市)の「メンズビゲン」シリーズの牙城で、ダントツの一人勝ち。

首位ブランドと争ってシェアを奪うのではなく、市場を広げるという発想で開発に取り組んだ」とメンズプロダクツグループの松井利彦氏は振り返る。

花王の調べでは白髪染めを使う比率は女性の約7割に対し男性は約2割。50代男性の場合、「白髪染めを使っている」と「白髪は気になるが白髪染めを使っていない」が2割強ずつで、残りが「気にならない」。とのこと。かくいう私も気になってはいるものの、染めてはいない、といったところ。花王は「気になるが使っていない」層こそ現市場と同規模の潜在市場とみて、攻略に乗り出した。

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| vanillaxj | News and analysis | 18:17 | comments(0) | - | - | - |
タキヒョーダヨー
前例のない販路開拓を進めているタキヒヨーに関するお話。この会社、歴史はむちゃむちゃ古く創業1751年。服地から衣料まで幅広い商品を扱っており、ベビー衣料は年商約55億円と、自らは基本的に店舗を持たないアパレルでは最大手クラスで、大手量販店も一目を置く。自社で店舗を持たないということは、生産者でありながら、他社への販売のみを行い、他社の店舗で販売を行うということ。

ということは、 ‖昭劼売りたいと思うような商品であり、かつ自社で作らない、作れない商品である必要がある。 ▲ャパシティ的にもしくは価格的に自社では対応できない商品である。など他社からの受託開発を行うか、もしくは企画提案力で攻めに行くかの2者択一となる。

で、この会社、衣料で培ったコーディネートを考慮した商品企画を雑貨に応用し、ベビー分野を強化したい日本トイザらスにアプローチした。ベビー衣料の値下がりは異常なほどだが、若い母親の間でバッグなど雑貨の人気はなお強く、価格も維持されている。加えて、衣料販売が主力ではない新しい取引先にも雑貨の提案は通りやすいと考えたから。

また、ベビー衣料が厳しいということは、玩具店も売り上げ減で困っているはず。そこで、日本トイザらスに向けて、この若い母親向け雑貨を提案したというわけ。考えてみれば、玩具店に子供と行っても、大人が面白いと思えるものはあまりない。母親が楽しめるものがあれば、玩具店に入る回数も増えるのでは? という逆転の発想。

こうした異色のコラボレーションや工夫・企画が厳しい市場環境の中で勝ち組と負け組を分けるのだろう。
| vanillaxj | News and analysis | 12:13 | comments(0) | - | - | - |
Ferrari 599  ハイブリッド
ジュネーブモーターショー2010に展示された電気自動車は、数えられるだけで実に25種類。これにハイブリッド車を加えると、展示車両の半分近くがいわゆる、電気で動く車。
フェラーリ、ポルシェといえば世界のスポーツカーのトップメーカーだが、このあたりが、しっかりとハイブリッド車を出してきた。長年こだわってきた、そして音にこだわってきたとんがった自動車会社が変わってきたところに、時代の流れを感じずにはいられない。
| vanillaxj | News and analysis | 15:02 | comments(0) | - | - | - |
ウィルコム その後のその後

昨年9月にPHSのウィルコム その後として、事業再生ADR(裁判外紛争解決)の手続きに入ったことを書いた。

興味があったこともあり、カーライルグループの方針と共に注目していたのだが、先月の2月18日、ウィルコムは東京地方裁判所に会社更正法の適用を申請した。昨年9月、事業再生ADR手続きを申請し、私的整理による再建を目指していたが、今後は会社更正法により、法的な整理をすることになったのだ。

あまり詳細には書かないが、400万以上のユーザーを抱える事業者が会社更正法を申請するというのは、過去に例がない、というよりも、影響が大きすぎる。株主に100%減資を強いることになろうかと思うが、カーライルにとっても、京セラにとってもこれはイタイ。

ソフトバンクアドバンテッジパートナーズがスポンサー候補に名乗りを上げているというような流れを作っているが、私の知るところではどちらも助けてほしい、と言われただけで、候補に名乗りを上げたわけではないようだ今後、裁判所及び監督委員兼調査委員の監督のもと、事業再建を進めていく予定とのこと。最終的に、どのような形に落ち着くのかはまだわからないが、ソフトバンクが出資することになれば、間接的とは言え、ソフトバンクは免許を受けられなかった2.5GHz帯の免許を手にするうえ、NTTドコモのFOMAネットワークを利用したMVNOにも参入することになる。

さて、どうなるかな。。。
| vanillaxj | News and analysis | 11:44 | comments(0) | - | - | - |
JCOM買収劇のその後・・・
以前、1月28日KDDIによるJCOM買収とアドバイザーに書かせて頂いた通り、超大型M&Aにしては、詰めが甘いと思われる場面が多々ある、買収劇が発表されていた。

国内ケーブルテレビ最大手、ジュピターテレコムをめぐるKDDIと住友商事の争奪戦が注目を集めている。当初、KDDIがNTTグループへの対抗上、ジェイコムのケーブルネットワークを取り込むため、米国のジェイコム株保有会社を買収し、住商を超える筆頭株主に躍り出る計画だったというのが上記の買収劇。ところが、通常どのアドバイザーも行う根回しや意向確認、抵抗勢力の把握などを一切行っていなかったため1995年のジェイコム設立当初からの筆頭株主である住友商事が反発。住商は株式の公開買い付け(TOB)を2010年3月3日から実施し、「(KDDIに対抗して)経営の主導権を握り続ける」と発表した。さらに金融庁がKDDIの買収は金融商品取引法に基づくTOBルールに抵触する恐れがあると指摘したため、KDDIの戦略は大きく狂うことになった、というなんともお粗末な結末。

少し細かく説明すると、ジェイコムは2010年2月18日に日米の合弁が終了する契約のため、KDDIは米側が保有する全株を、市場価格を上回る3617億円で買い取り、議決権ベースで37.8%を握る筆頭株主になると1月25日に発表した。米国側ジェイコム関係者は「米国の事業者は日本でジェイコムを軌道に乗せたことで、合弁から撤退するタイミングを計っていた。そこにNTTへの対抗上、ケーブルネットワークが欲しいKDDIが現れ、市場価格よりも高値で買い取ると表明した。両社にとって、願ってもない良いタイミングだった」と解説。

ところが、この買収話は住友商事にとっては「寝耳に水」だった。それまで合弁で57.46%、住商単独で3.66%を握る筆頭株主だった住商は、合弁の解消でジェイコム株を実質的に約27%保有する第2位の株主に転落する。住商は多チャンネル放送のケーブルテレビを「メディア事業の中核」と位置付けており、KDDIがジェイコムの筆頭株主となり、経営権を奪われるのは容認できなかった。

さらに私が早くにKDDIによるJCOM買収とアドバイザーでコメントしたとおり、金融庁が今回のKDDIの買収は、上場企業株の3分の1以上を取得する場合はTOBを実施するよう定めた金商法のTOBルールに抵触する可能性があると指摘。KDDIは株を直接取得するのではなく、ジェイコム株を保有する米国ケーブルテレビ事業会社系のペーパーカンパニーを買収する形をとることから、法的に問題はないなどと主張したが、最終的に株の保有比率を議決権ベースで3分の1未満の31.1%に引き下げざるを得なくなった。金商法のTOBルールに抵触した場合、700億円から900億円の課徴金が科せられる可能性があるというのに法律もルールもしっかりとチェックしていないという致命的なミス

住友商事は3月3日から4月14日までのTOBを通じてジェイコムの持ち株比率を現在の27%台から34%〜40%へ高めることを目指し、最大1220億円を投じる。一方のKDDIは19日に31.1%を取得。どちらも協力関係を構築する前提はなく、経営権争奪戦の行方は、TOB開始を前に混とんとしているのだ。

ちなみにこれだけのミスをし続けてお始末なことをしているKDDI側のアドバイザーは・・・・。
| vanillaxj | News and analysis | 17:35 | comments(0) | - | - | - |
将来が不安??
65歳まで働ける環境づくりを企業に義務付ける改正高年齢者雇用安定法が施行されて3年あまり。制度そのものは市場に浸透しつつあるが、希望者全員が65歳以上まで働ける企業の割合は半数に届かない。継続雇用がかなわず生活設計に狂いが生じる高齢者が出ているのはご存じだろうか。

年金の基礎年金部分支給開始年齢が現行65歳から、定額部分支給開始年齢が現行63歳から(平成25年からは65歳から)と遅くなったことに対処するため、高年齢者雇用確保措置を講じることが企業に義務づけられるようになったことで、雇用が確保されたと思っている方も多いのかもしれない。しかしながら、これは違う

ひとつ目は雇用延長を歌いながらも、一定基準に満たないレベルの社員は、企業の新陳代謝からしても、雇用など継続できるはずがない。更に、たとえ雇用が延長されたとしても、給与水準を以前と同水準にする、というような理由も義務もない。従って定年退職直前の高額の給与が65歳まで支払われるなんて思っているのなら、これは大きな間違いとなる。

一方で、年金の受給開始年齢はどんどん後退し、65歳になれば年金を満額貰えるわけでなく、配偶者も合わせて両方の最低年齢が65歳になって初めて満額となるのだ。聞いていた話と違うじゃないか、という声も聞こえてきそうだが、それまでの期間は、蓄えてきた貯蓄を取り崩して生計を賄うしかないのだ。JALに始まる企業年金だって、予定の金額を支払えるだけの運用成績が積まれている企業はほとんどない。更に言えば、逆ザヤになっており、企業における大きな債務となっているのだから。

じゃぁ、いったいどうすればいいんだい?

そんな質問に対してファイナンシャルプランナーでもある私ならこう答えるしかないのだ。≪自分の将来の生活資金くらいは、自分で作らないといけませんよ今の収入、貯蓄額、コスト、保険、レジャーなど包括的に見直しましょう。≫と。ほとんどの人が必要のないものに一生懸命お金を払っているのが現実なのだから。
| vanillaxj | News and analysis | 19:05 | comments(0) | - | - | - |
ABCクッキングスタジオと森永製菓
今年もチョコレートの季節がやってきた。

全国100ヵ所以上の教室を持ち、20〜30代のOL層を中心に23万人の受講生を抱える超巨大料理教室ABCクッキングスタジオでチョコレート「ダース」の販促を行っている森永製菓のことはご存じだろうか。

実は1月から2月にかけ、バレンタインデーに向けた菓子作り講座を開いている。いずれも1回完結で、女性限定やカップルで受けられるコースなど3種類を用意。今年のチョコレート、手作りが主流になっているのには、このABCクッキングスタジオの影響では、と言われているくらい。

実は森永製菓は、チョコレート「ダース」に関する口コミを広げるため、ABCクッキングスタジオにこのチョコレートを供給しバレンタインデー向け菓子作り講座で使ってもらっている。

スタジオの講座では「ミルク味にはヘーゼルナッツペーストが入っている」など商品情報をさりげなく織り交ぜている。森永では3つの講座で合計3万〜3万5000人が受講し、1人当たり10〜20人に口コミ効果が生じると期待して、この戦略を取ったとのことなぜなら、「体験を伴う情報はマス媒体の情報より深く消費者に届く」から。つまり、強烈な印象を与えるような体験や経験をすると、人はそれを誰かに伝えずにはいられない。となれば自然に口コミは発生するということ。とはいえ、これはもろ刃の剣。もしこれがマイナスの評価であればマイナスの口コミが起こってしまうので注意しなければなりません。

学んだ知識は日々、記憶から薄れていくのだが、実際に体験したことはかなりの時間が経過しないと忘れない。それだけ印象に残るのだ。「ダース」を溶かしたり、くだいたり、他の食材と混ぜたりする過程を体験してもらうことで、食材として、また完成品のチョコレートとしての記憶を受講者に植え付けていくのだ。

更に女性同士でバレンタインデーの話題になったとき、受講者たちは間違いなく講座で「ダース」を使った話をするだろう。そして、これを使えばおいしい手作りチョコができあがる、とも。テレビCMを流すより友人から特定の商品の話を聞いたほうが効果は高いのだ。実際に体験してもらうことは極めて有効な販促手段であることは間違いない。

感動と笑顔はゆっくりと、そして確実に人を動かすのだから
| vanillaxj | News and analysis | 01:32 | comments(0) | - | - | - |
KDDIによるJCOM買収とアドバイザー
KDDIは1月25日、国内ケーブルテレビ最大手のジュピターテレコム(JCOM)に資本参加すると発表した。JCOM株を保有する米メディア大手リバティグローバルの関係会社3社を3617億円で買収し、JCOMの議決権の37.8%を保有する筆頭株主となったのだが、KDDIのJCOM株の取得価額は単純計算で1株当たり13万9500円。22日の終値に対し65%のプレミアム。いくらなんでも払いすぎだ

リバティメディアは連続赤字を出している財務的にも脆弱な企業であることは業界では有名な話。更にリバティが昨年11月にドイツのケーブルテレビのユニティを買収したことも、この買収額4500億円のうち、1000億円を株で支払い、残りの3500億円をジャンクボンドを発行して賄ったことも周知の事実。相手はハイクーポンのボンドを可能な限り早く償還しないと破たんしてしまう、つまり現金をのどから手が出るほど欲しい、足元が弱い会社だ。

どちらの立場が強いかって、本案件は圧倒的に買い手の立場が強かったのだ。相手の弱みを握った上で、時間を稼ぎ、現金をちらつかせることで、交渉は完全にKDDIが優位に立つ。ゆっくりと時間をかければ、もっともっと安い価格で買えただろうし、どうしても早く欲しいなら、価格以外の条件追加で飲ませることも楽勝だったはず。

なんでかさっぱり分からないのだが、立場の弱い相手に対して、なんでひれ伏すかのような、高額な金額を払っているのか、KDDIさんの考えていることがさっぱり分からない。ちなみにアドバイザーはリバティメディアが米国系でそつなく案件をリードするJPモルガン。KDDIはリストラで駒が少なくなりつつあり、できるバンカーの減ったUBS。勝負は交渉前についていたようだ。ちなみにこの取引、2005年の証券取引法改正時に変更されたルールに沿って考えると、市場内外で発行済数式数の3分の1以上を取得するわけだから、公開買付けが義務付けられている取引だと思うのだが、アドバイザーさん、どうなっているのかな。。
| vanillaxj | News and analysis | 01:24 | comments(0) | - | - | - |
青山フラワーマーケット
「私がてきぱきと仕事をこなしていかないと、店の成績が悪くなる。寝る間を惜しんで花の種類などを覚えている」と女性バイトの1人が話すこの花屋。その名は

青山フラワーマーケット

毎日の売り上げや原価率がプリントアウトされ、アルバイトまで把握できる仕組みで、首都圏や関西を中心とした67店舗では、女性が9割弱。平均年齢25歳という若いスタッフ、とはいえその7割はアルバイトだ

本社には花の発注部署はなく、各店の店長が裁量で仕入れを行う。お薦め商品リストはあるが、従う義務はない。自由気まままとも言えるし、戦略的に仕入れを行うこともできる。そんなゆるい感じでありながら、この会社はぐんぐん成長しており、働いている社員が活気あふれている。ここの特徴はズバリ7つ。

 1.冷蔵庫を置かない
 2.大口発注を基本的に受けない
 3.広告を打たない
 4.本社に店舗スタッフの採用権がない
 5.本社がまとめて発注しない
 6.売り上げのノルマがない
 7.職務分掌がない

売上については、「各店舗が独自に目標を設定。他店との比較データも毎日発表される」とのこと。売上だけでなく利益率も発表されるので、仮に人件費が多くかかり過ぎると、売上がよくても経費が足を引っ張ったとわかるのだ。同社ではこのように、全体の中での自店の位置がアルバイトでもハッキリ認識できるようにしている。

この不況下、同社は従業員のやる気を醸成することで売上を伸ばし続けているのは、すごい。
| vanillaxj | News and analysis | 02:28 | comments(0) | - | - | - |
就職 志望企業ランキング
就職情報会社のダイヤモンド・ビッグアンドリード社が、大学生の志望企業ランキングを発表した。文系男子では三菱商事が4年連続の1位となり、トップ10を商社、証券大手とメガバンクが独占した。理系男子では東芝が初の1位となり、メーカー回帰が鮮明となった。どうやら「『大手・安定志向』を反映し、業界トップクラスに人気が集中しているようだ。

今年のランキングの傾向を見ると、総合商社や銀行、大手証券会社の人気が高まっている人気の高い企業の多くは、業績が比較的好調であり、給与も同一業界内で比較的高めに支給されている。ランキングに投票した学生たちの意見にも好業績、高給与といった点をあげて「就職したい企業である」と回答している例が多い。

好業績、高給与は激動する経済下では続くことはなく、ずっしりのんびりの年功序列系会社がインデックス運用のようなパフォーマンスを上げているのだろう。こうした学生の人気が高く、高倍率の就職試験を経て入社できた人気企業の5年後、10年後は果たしてどうなったのだろう。

ちなみに今の大企業の経営は、35年前の1975年入社組が現在の経営の中枢を担っている。その時の人気ランキングは、というと。。

1975年の就職人気ランキング
1 日本航空 
2 伊藤忠商事
3 三井物産
4 朝日新聞社
5 三菱商事
6 丸紅
7 東京海上火災保険
8 日本放送協会
9 日本交通公社
10 電通

現日本航空の経営陣とは、ちょうど35年前最も人気があって、志望した多数の学生さんの中で採用された更に優秀な学生が会社で更に力をつけ、最も脂の乗った60歳手前の経営中枢を担っているはずなのだが。。。。

今も学生さんのエントリーシートの手直しを抜本的に行っていたが、会社を選ぼうとする学生がまだ多い。仕事を選ばなくては! 私が大卒で入った会社はランキングの何位かというと。。。。 

ランキング外
だ。。
| vanillaxj | News and analysis | 00:20 | comments(0) | - | - | - |
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